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2010-07-12 [月] 南アフリカワールドサッカーのもう一つの感動!

_ アフリカを舞台にした祭典、鉄壁の守りのスペインが悲願の初優勝を成し遂げた。

日本もベスト16に入る大健闘で沢山の感動と感激をいただきました。

決勝の視聴者数だけでも、7億人とか凄い爆音と熱狂的な祭典が終わりました。

_ しかしこの祭典にはもう一つの感動があります。

それはアフリカの歴史です。アパルトヘイト(人種隔離政策)撤廃の歴史です。

黒人というだけで馬や牛と同じように、こき使われ住むとこ食べるとこ学校など

全部隔離阻害されていたわけです。これを人間として平等に過ごせるようにするまでの

戦いは壮絶なものがあったと感じます。

_ その黒人解放運動を不屈の信念で貫かれたネルソンマンデラ氏元大統領。(91歳)

国家反逆罪で27年間もの地獄のような獄中生活を過ごされて勝ち得た凄い歴史。

獄中の27年間の忍耐・信念と沢山の人達を人間として守る、血だらけになる戦い。

この間何百万人という人達が殺されただろうと考えるとゾッとします。

_ 日本でも戦国・幕末・明治ごろまで階級差別・部落差別・職業差別等、

人間を人間と思わない時代があった、そのために脱藩や国外に出ると

切腹や惨殺もされ何百万人が殺された歴史がありました。

_ その様な中から立ち上がり、今は平和に暮らせる世の中になっていますが、

アフリカの人達が勝ち取った人間平等の大地で歓喜と誇りが持てる祭典が開催されたこと

この誇りの大きさは我々の想像をはるかに超えるものだと凄い感動を覚えました。

_ アフリカの地を舞台にしたワールドカップ大会の興奮と躍動を世界延べ300億人以上

の皆さんが感動されたと思います。そして、マンデラ氏ご夫妻がこの祭典閉会式に参加

された時の感慨は相当胸に迫るものがあったのではないかと感じました。

お陰様でジーンとくる、もう一つの感動も味わせていただきました。

_ 感動・感激・感謝の”三感の思い”の南アフリカワールドカップ大会でした。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                マンデラ夫妻スペイン世界一優勝

南アフリカワールドカップ大会会場

2010-07-30 [金] 二度と見れないオルセー美術館展

_ 新国立美術館で開催のオルセー美術館展2010

教科書で見たような有名な絵が沢山あり、キャッチフレイズが空前絶後の世界展!

と有るだけにふさわしい超充実した内容に驚きました。

_ モネ、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、ルソーなど115点。日本初公開は60点。これらの絵がまとめてフランスを出ることは二度とないと、

フランス大統領が言われるだけのことはある、内容の超充実した展示会です。

_ それにしても、一生に一度お目にかかれるかどうかという作品ばかりなので、私なりに(素人ですが)一つ一つ感動しながら、解説文と制作年月と、どんな感じで、どんなことをモチーフとして描いておられたんだろうと考えながら見てまいりました。

やはりゴッホ、セザンヌ、モネは違う凄さがある感じでした。

感動は沢山ありましたが、その中から一点を上げなさいと言われたら、

ゴッホの"星降る夜”かなと思います。ゴッホってこんな作品も描かれるのを初めて知りました。

_ ゴッホの筆のタッチを目の前で見ていて、その繊細さに溜息が出ます。しばらく立ち去れないくらい感動を覚えた作品でした。

何でもそうですが、素晴らしい一級品は心にシッカリ残りますね。

感動・感激を沢山頂きましたことに感謝!

新国立美術館の看板ゴッホの星降る夜